せっかくの生キビナゴ、そのまま使った方がいいんじゃない?
> しろいたちは、「生のキビナゴ」を手に入れた!!
・・・・
どうしますか?
>すぐに使う
>塩漬けにする
すぐに、釣り場へ行ってタチウオを釣るのなら、このまま使ってもいいでしょう。
私も、タチウオ釣りに行く前にスーパーで購入出来た時は、何もせずにそのままの状態でエサとして使います。
その日の内に、クーラーの中に入れておいて使う分だけ出して使う場合は問題ないし、そのままの方が釣れる気がします。
ではなぜ、キビナゴを塩漬けにわざわざして加工するのか?
1つは、塩でキビナゴの水分を抜き、身を硬くする。
身が硬くなる事によって、針から外れにくくなりエサ持ちがよくなったり、遠投できたり、誘いをかけたりしても、針から外れにくくなります。
2つ目は、鮮度を保つ。
生のキビナゴは鮮度が落ちるのがはやいので、塩漬けにすることによって鮮度を保つ効果もあります。
3つ目は、抜いた水分に自分の色、味付けをする。
キビナゴの水分を抜き、自分のオリジナルの色や調味料で味付けするため。
4つ目は、完全にに凍らない事。
塩漬けにしたキビナゴは、カチンコチンに凍ってしまうないので、(塩の濃さにもよる)釣り場に持っていってからの解凍時間も早くて済む。
5つ目は、旨みを凝縮。
これは、どうかわかりませんが、人が食べる魚でも、焼き魚や干物と同じように塩をしたり干したりして、余分な水分をだし、旨み成分を凝縮させる。
などがあるでしょうか。
まずは、キビナゴの入手。
さて、肝心のキビナゴをまず入手しましょう。
スーパーでの購入が安くていいのですが、サイズはS〜Mサイズ。
しかも、いつも売ってるわけでもなく、無い時もあります。
だから、シーズンのはじめや、何日か後に釣りに行く予定がある時に、スーパーで見かけたら購入しておきます。
その2
エサ屋で購入。
スーパーで売っていない場合はエサ屋での購入になります。
特製(塩漬け)キビナゴにするので、ノーマルキビナゴで十分、私は大パックの割安な物を狙います。
色付、味付は一段と高価だし、自分で簡単にできるのでノーマルのキビナゴでOK!
ノーマルのキビナゴでも釣れます。
使わなかった余ったエサを、持って帰って特製(塩漬け)キビナゴにしましょう。
タチウオの回遊によってエサの使用量がかわりますので、釣りの日に使わなかったキビナゴを使います。
特製(塩漬け)キビナゴにするためにも、クーラーの中から使う分だけ取りだして使いましょう。一度鮮度が落ちたら、もうどうしようもありません。
私は、よくこれを買います。
ヒロキュー の 新鮮キビナゴ500g
500gあるので、量はたくさんあります。
これでも、タチウオが大漁の時はたりませんが・・・
入手したキビナゴの塩漬け方法。
キビナゴを入手したなら、塩漬けにしましょう。
車に常備してますよね?ペットボトルに入れた塩。
え!そんなの常備してない?
無い場合は、家に帰ってからになります。
水分を抜くための塩なので、ここで使う塩はとっても安いもので十分。
よく新聞紙やすのこなどをしいてからとありますが、新聞はゴミになって臭くなるので使いません。
私の場合は、買ってきたトレイのまま。
ラップをあけて、
塩をかけ、
塩がキビナゴ全体にいきわたるように混ぜます。
ラップを元に戻し、ビニール袋に入れて冷蔵庫で保管。
数時間でキビナゴから水分が出てきますので、捨てます。
水を捨てる時にキビナゴの硬さを確認しましょう。
ここで、キビナゴの硬さの調整をします。
まだ、理想の硬さになってないなら、追い塩をして冷蔵庫。
この工程を、理想の硬さまで繰り返します。
私の場合は、これくらい。
見た目は、しわしわにならない程度で、硬くなり過ぎないようにします。
また、自分で色付けや味付けする場合は少し硬めにしておくと、色や味が染み込みやすくなります。
ノーマルのままのキビナゴでよかったらここで終了。
冷凍庫で使う日が来るまでスタンバイ。
水分をきれいに拭きとってから、冷凍しておくとバラバラのままで凍らせる事が出来ます。
私の場合は、ビニール袋に入れ替えて、凍らせます。
約1回の釣行で必要分の量に分けて、冷凍します。
冷凍したキビナゴはそのままでも数時間で使えるようになります。ただし12月など気温の低い時期はまだ凍っている場合がありますが、その時は、ビニール袋のまま海水につけてとかします。
色付けや味付けをする場合は次の工程へ。
※ キビナゴの塩漬けもいくら硬く仕上げても、タチウオがなかなか釣れない時は、海水を吸ってもどります。時間が経てばボロボロになってしまいます。
色付け、味付け。
エサ売り場のキビナゴは、赤や青、黄色やパープルなどいろんな色が付いている物。
さらに、にんにくやアミノ酸などの味や臭いを付けているものまであります。
色がついたり、味がついたりしていたら、ノーマルのキビナゴよりも釣れるような気になるもんです。
そこで、先ほど塩漬けにしたキビナゴに色付けや味付けをしていきましょう。
タチウオのエサにする場合は赤系がおすすめ。
赤やパープル。
タチウオのお腹の中からもよく出てくるのは赤系のキビナゴです。
味はうま味成分のアミノ酸がおすすめ。
色と味が決まり準備が出来たら、後は簡単。
「調味液」を作ります。
塩水の中に「色」と「味付け」したい物を混ぜます。
次に、
ビニール袋にキビナゴと「調味液」を入れます。
この後、冷蔵庫などで色と味を染み込ませていくのですが、半日ぐらいかかります。
この時、ポイントは「真空状態」にすると、調味液が少なくて済みます。
ビニールの口を持ってストローを中に差し込んで中の空気を吸い出します、(この時当然、キビナゴ臭があなたを襲います、また液体は吸い込まないように注意しましょう。)
ビニールの口をくくって完成!
後は、冷蔵庫へ入れて染み込ませましょう!
8時間以上は付け込みましょう。
調味液が少なかった場合は、裏返してもう8時間以上。
後はお好みの時に取り出して、冷凍庫へ。
また、お皿やタッパーなどに入れて、冷蔵庫へ入れる事をおすすめします。
万が一、調味液が漏れた場合めんどくさいので・・・
完成がこんな感じ。
私の場合は、夕方に塩漬け、夜寝る前に付け込み、朝取り出して、冷凍庫に移します。
作った特製キビナゴの保存期間は?
特製キビナゴは、冷凍庫であれば3か月ぐらいは十分に持ちます。
半年や1年冷凍庫の中での保存していたキビナゴでも釣れるでしょうが、見た目はやはり、変化しています。
長期間の保存によって、キビナゴの必要な水分が身の外に出て氷がついていたり、脂が酸化して変色してしまっていたりします。
それでも、タチウオは釣れるのですが、新鮮なキビナゴの方がやはり釣れる気がします。
鮮度のいい方がやっぱりいいでしょう。
でも、タチウオシーズン真っ只中なら・・・
釣り場に持っていって、全部使用できなかった時、クーラーの外に放置していなければ、持って帰って2〜3回くらいは再冷凍も可能なのです。
キビナゴは、再冷凍をしても1回目ぐらいはあまり変化はありませんが、2回、3回と再冷凍していくと、どうしても、悪くなってきますので、3回目ぐらいで使い切るようにしましょう。
もし余ってしまったなら他の釣りのエサに使用。
足元でも釣れるアナゴや、ガシラなどを狙う場合にもキビナゴは有効ですし、キビナゴのエサだといいサイズが釣れる確率が高いです。
特製キビナゴの材料。
キビナゴはもう書きましたので、
後は、塩。
そして、
色付けと味付け
色は、食用色素。
スーパーなどでは、ケーキなどを作る材料コーナーにあります。
この色のほかにもネットで見たら紫などもありますが、置いてる所を見た事がありません。
基本の色だけでいでしょう、赤と青があれば紫が出来るように混ぜて理想の色にもできます。
色と味付けを同時に出来るもの、釣り具屋さんで売ってます。
他に、黄色もあったと思います。
釣り具さんでは、配合餌や片隅に置かれてる事が多いと思います。
それでは、一度、
「オリジナル特製スペシャルキビナゴ」
を作ってみましょう。
自分で作ったもので釣れたらまた釣りが楽しくなるでしょう。