サバは、偏食傾向が強い。
「大サバ」
関西の明石や舞子など
夏になる6月から8月のお盆頃まで大サバの回遊があるのですが、回遊の時期は毎年変わります。
ここ最近の回遊時期は7月に入ってからの事が多いので、本格的に釣れるのはだいたい1月ぐらいだろうか。
この時期は釣り人で埋め尽くされますのでの釣り場の確保は大変。
さらに、回遊系の魚で昨日爆釣でも、今日同じように釣れるかといえば、そんな事はありません。
きのうはきのう、今日は今日。
昨日爆釣で、今日全く釣れないことは少ないですが、釣れる数が激減する事もあります。
2019年もそんな感じ。
数日前まで、30p級のサバですが、入れ食い状態の時間があったようですが、2,3日後に行ったらもういない?
サバはどこへいったの?ってぐらいの釣り場全体の状況になっていました。
今回は、しろいたちが大サバを釣っていて思った事を勝手に書いています、特に生態を調べたりしたわけでもありませんので、本当の所はサバに直接お問い合わせくだい。
サバは偏食傾向が強い。
サバって、サビキでも釣れるし、ジグでも釣れるしオキアミやサンマやキビナゴのエサでも釣れますよね?
なんでも釣れるイメージのサバですが、
サバはとっても偏食家
なんです。
不思議に思っていたのが、関西に回ってくる大サバの釣り方。
昼間に釣る時はアミエビを使ってのサビキが主流です。サイズが40pを超えても変わりません。
しかし、
夜釣りになると、サンマかキビナゴのエサでのウキ釣りが主流。
場所が違うから?と思っていましたが、2018年の大サバの釣れる状況がハッキリとしていました。
毎年大サバを狙う夜釣りでは、サンマやキビナゴのウキ釣りで狙います。
本格的に回遊が始まった7月の中ごろは、ウキ釣りで・・・
たくさん、釣れていたのですが・・・
8月に入って大サバの内臓の処理をすぐにするのですが、カタクチイワシが入ってきた頃から、だんだんとウキ釣り反応が無くなってきたのです。
8月に入ってからすぐに、ウキ釣りではなかなか反応が無く、普通のウキ釣りの方法ではサバは食いつかない状況で、ジグに断然反応していました。
完全にカタクチイワシにサバが反応している状況だったのです。
こうなってくると、ジグの方はバンバン釣ってるがウキ釣りでは全く釣れない。隣りでも。
そう、回遊次第の所はもちろんあるのですが、ジグで釣れても、ウキには反応がまったくなかったのです。
この記事を書いていると、思い出しました。
サビキで釣る昼間の釣りをしていた時に、地元の方が話してたのが聞こえてきたのですが、
「最近、エサも撒かんと、隣りに入ってルアーを投げてくるやつが多いなぁ」、
「釣れへんのになぁ」
「そやな、釣れとるのあんまり見た事ないな〜」
という会話。
投げサビキでアミエビをカゴに入れて釣るのですが、ルアーにはほとんど反応しないようなのです。
しかし、小さな頃は23p前後ぐらいまでは、オキアミなどの方(サビキ)が反応がいいように思います。
もう少し大きくなってくると、イワシを追いかけて食べれるだけの遊泳能力を身につけるとその群れは本来のフィッシュイーターが目覚め、イワシを追いかけだすようになってくる。
それか、昼はアミエビやオキアミのサビキで釣れる事が多いので、本来は夜行性で暗くなると小魚も食べやすくなるので肉食になるのかも
しかも、結構グルメ。
大サバはグルメです。
サンマを使って、毎年同じように釣っていたのですが、ある年のシーズン初め全く私のウキが沈まない事があったのです。
よく釣っているのは、2つぐらい向こうの方。
すでに、4匹ぐらい釣っている。
なぜだ?
しろいたち流の仕掛けにしてからこんな事は一度もなかった。
1匹、2匹他の方が先に釣る事があっても、4匹も差をつけられる事はないし、すぐに私のウキも沈むはずがその日は1度もウキに反応が無いのです。
・・・
時間をさかのぼる事、夕方。
4匹釣った方は、サンマを捌いていました。
その姿を見て私もサンマを捌いたので覚えています。
違うのは、私は捌いたサンマを使ってなくて、去年の使わなかったサンマを冷凍しておいたものを針につけて釣っていたのです。
もしかして?
そう思い、今日捌いた新しいサンマにつけ変えてみた所。
爆釣の始まりです。
4匹釣っていた方が7、8匹ぐらいになった時、私も6匹ぐらいを釣って猛追開始ですが・・・
残念ながら、回遊が終わったようで、誰も釣れなくなってしまいました。
最初から新鮮サンマでやってれば・・・
確実に6匹以上は釣れていたでしょう、いやあの勢いなら10匹ぐらい釣れてたんじゃないか?
エサのサンマはクーラーに入れておく事。
エサをクーラーから出しっぱなしで釣りをしている方を見かけます。
釣り具屋さんで販売されいるものは、影響の少ないように塩などの加工をしてありますがそれでも大サバを釣る季節は夏です。
気温の高い時期ですので、1時間も経てば劣化しているのは間違いありません。
乾燥もしています。
一度、10時頃に釣りに行った時に、入れ替わりで釣り場に入ったのですが、その時によかったら使ってともらったのが、軽く干物になってるサンマ。
これでは釣るのは難しいと思い断りました。
私には苦い経験があるので、エサのサンマはクーラーの中に常にあります。
大サバ釣りで使うエサのサンマは持ちもいいので、釣れた時か、釣れなくても30分から1時間ぐらいで交換するかですので、そんなに手間がかかるわけでもありません。
クーラーにしっかりしまっておいて、美味しいエサをグルメなサバの前にぶら下げましょう。
ルアーも準備する?
ウキ釣りでもルアーを準備する?
サバの偏食を考えると、両方を準備するのが一番ですが、竿や道具類の準備や持っていく時の多さを考ええるとどうしようか悩むでしょう。
しろいたちの場合は、
基本、ウキ釣りオンリーです。
サバも昨日、エサだったのに今日はルアーやジグにしか反応しない。
なんてことはなく、
1週間から2週間ぐらいかけて徐々に変わっていくようです。
カタクチイワシを追いかける群れの中でいると、当然カタクチイワシにだんだん変わっていくでしょう。
そうなると、日を追うごとに動くものにしか興味をしめさなくなり、じっとしてるウキ釣りのエサには反応しなくなってしまうのです。
ここまでくると、ジグやルアーの方がよくなりますので、準備は決まっていますね。
でも、いつ完全に変わってしまうかわかりません。
変わっていく途中はどうするの?
そんな時はエサを動かすのです。
シーズン始めの頃は、じっとしてるウキ釣りの方が釣れるイメージがありますが、仕掛けを投げ込み、そのまま潮の流れに任せて流すだけより、
「誘う」
方が断然あたりはよくなります。
もともと、サバは青物で小魚を本能的に食べる事があるのでしょう。
オキアミなども食べますが、小魚の方がいいんでしょう。
そこで、誘うことが有効になってきます。
誘う方法もいろいろありますので、いろんな誘い方を試してみましょう。
そのまま流すだけより、きっといい釣果になるはずです。
完全に移行してしまった時は、移行した方にあわせましょう。