はじめに・・・
タチウオのウキ釣り。
「しろいたち」が考える、重要な事を書いていきたいと思います。
そして今回のメインは、少しでも多くのタチウオを釣る事を目標に釣る為の内容にしたいと思っていますので、
「竿」」、「リール」、「ライン」、「ウキ」、「ウキ止め」、「重り」、「水中ライト(ケミホタル)」、
は、私の使う道具類を、別記事を書きたいと思います。
今回は・・・
● 場所
● 仕掛け(針)市販
● エサ
● あわせ
の4つをメインに書きたいと思います。
その1 「場所」
タチウオは幽霊魚ともいわれる魚。
それもそのはず、実はタチウオの生態は詳細までハッキリわかっていません。
昨日まで釣れていたのに今日はいないとか・・・
タチウオは回遊魚、サバやアジ、青物なんかと同じく、イワシなどを追って回遊しています。
タチウオは夜行性で夜になると、小魚を追って接岸してくるようになり、各地で接岸の季節が違うものの、主に、夏〜冬にかけて堤防などから釣れるようになってきます。
タチウオがいる所でないと、当然釣れないので釣れてる地域、もっと絞りこんで場所を探していきましょう。
ネットで調べる。
タチウオをウキで釣るためにはまずタチウオの釣れる場所を探そう。
タチウオの釣れる場所は、「今、釣れている場所」を探すのが正解。
釣り具屋さんのHPなどで「釣れたよ!」などあがっているはず。
釣りたい場所があるなら、チェックしましょう。
これで、どの「地域」で釣れているのかわかります。
次にその「地域」で釣れる「場所」って事ですが
タチウオには「回遊ルート」があります。
回遊が始まれば、同じ年なのか同じ群れなのかわかりませんが、だいたい同じような時間帯に同じように回遊してきます。
これは、タチウオを釣って何度か同じ釣り場にいく事が多いのですが、同じ年は同じ時間帯に釣れ出す事が多く、型の大きさも同じ、夜中の12時からの1時間ぐらいに大型が回遊してくる率が高かったりする事からです。
夕まづめ、朝まづめに釣れるのは、タチウオが沖から接岸してきて朝沖の深場に帰るのでわかりますが、2時頃に釣れ出す事もあったり、12時頃に釣れ出したり止まったりした事もありました。
私も、よく釣れた時間帯をブログに書いてきました。
今後も、書いていこうと思いますので、この時間によく釣れたよ!などの情報も重要。チェックしておきましょう。
これは場所によってや、その年によって異なるのですが、ルートはだいたい同じです。
だから、釣れる地域が決まっているのです。
場所については簡単にイラストにしてみました。
この「☆」の所です。(☆の大きさは関係ありません。)
常夜灯の周辺の明るい所や暗くなる所の境目。
先端付近の潮の流れのぶつかる所なども釣れます。
先端は広く探れるのでいい。
そして、沖に☆を付けていない事にお気づきでしょうか?
私、しろいたちは、ほとんどの場合遠投はしません、ほんの少し投げる程度。
それは、近くにタチウオがいるからです。
近くで反応がない時に遠投します。
何度も旧ブログにも書いてきましたが、私が近くでタチウオを釣り始めると、周りの沖の方に投げていたウキもだんだんと、沖には投げなくなってきます、3匹ぐらい釣ると、私のウキの横に並びだし、5匹6匹釣ると、今度はこちらにだんだん寄ってきます。投げることろがないぐらいに・・・
そんな時は竿下、足元でも釣れますので大丈夫。
タチウオは、先ほども書きましたが小魚を追って回遊してきます。
その小魚は沖の方を泳いでいるのではなく、なんなら足元を回遊していますよね?
そのエサとなる、イワシやアジなどを捕食しようと接岸してきているわけなので、沖にはいても通り過ぎる時ぐらいなのです。
常夜灯は小魚が集まりやすいので、タチウオも集まりやすい。
同じように小魚の集まりやすい奥の角もポイントになります。
夕方、や早朝にイワシなどが釣れるポイントがありますが、そのイワシなどが釣れてるポイントが同じようにタチウオのポイントになる事が多いです。
また、タチウオは群れで回遊しているので、右から順番にあたりがあったり釣れたりする事があると思います。
夕方なら、沖の方から順番に釣れる
朝なら、岸近くから釣れなくなっていく。
など。
★ まとめ ★
「地域」の釣果確認はネットが便利、鮮度のいい情報をとろう。
「場所」は人気の「常夜灯周り」や「先端付近」はもちろん、遠投しなくても大抵が近くで釣れる。
タチウオの回遊ルート上なら、場所に特にこだわらなくてもよい。
ただし、何度行っても周囲で誰も釣れてないならその場所は、タチウオの回遊ルートではない可能性がありますので別の場所にいきましょう。
先端だけしか釣れないとか、堤防の中央部分までしか釣れない事もあります。
その2 「仕掛け」
次にタチウオをウキで釣るのに重要なのは、タチウオ仕掛け。
仕掛け?
そもそも、釣りでいう仕掛けはどこからどこまで?
って思う事もありますが、
今回は、「堤防からのウキ釣り」で「針の周辺部分」に重点をおいていきます。
タチウオの鋭い歯には一度捕えた獲物を逃さないよう牙の先に「かえし」がついています。
タチウオの仕掛けには歯が鋭いため、普通はハリス部分にワイヤーを使ったものを使います。
キビナゴをエサにした場合
キビナゴをエサにした場合、タイプは2つ。
キビナゴを縦にするか横にするかの2つです。
「エサをどちらの姿勢で漂わせるか?」
を最初に決めます。
次は、針の本数。
どちらも1本〜3本の針の種類があります。
縦の場合
横の場合
このタイプで、各メーカーさんが出している事が多いです。
がまかつの、つらぬきシリーズ。
予備の針もあればエサの付け替えもスムーズ。
あわせて、がまかつさんのHP もどうぞ。
他には、店頭にはあまりならばないのですがこちら。
オーナー針の掛かっちゃうタチウオ
こちらは、エサの付けるこの「専用のキビナゴ通し」が好きで使ってます。
ここで、しろいたちの思うメリットとデメリット。
まず、エサの姿勢ですが、縦向きか?横向きか?ですが、ここはあまり考えなくてもいいかもしれません。
縦向きの姿勢だと、タチウオが下から来た時、そのまま、エサのキビナゴをしっぽから飲み込みやすいのではないか?
横向きの姿勢お場合は、魚がより自然に泳いでる状態だからいい?でも針を食べにくいのではないか?
で迷うかもしれません。
私もそうでした。
しかし、このキビナゴの姿勢はあまり関係ないように思います。
大事なのは、針の数(ハリス)。
横向きの場合は、ハリスが増えます。
ハリスが増えるとメリットとしてはタチウオが針に掛かるチャンスは針の本数あります。
しかし、デメリットとして、あたりは減ります。
私は、あたりの減るデメリットの方が大きいと思います。
まずはタチウオに食いついてもらわないと始まりません。
釣れなくっても、あたりがあるだけで楽しむ事が出来るし。
針にかからず、くやしい思いをする事ももちろんありますが、5時間頑張って、1回もあたりがなく終わるのと、2〜3回あたりがあって釣れなかった。
同じくタチウオは釣れませんでしたが、あたりがあったら次回はどうしよう?ってなると思いますので、釣れるようになっていくのでしょう。
次に
切り身をエサにした場合
切り身をエサにした場合は、針のタイプがあります。
切り身のエサを付ける時、身から?皮から?どっちから刺すか迷います・・・
基本は身からさして、皮側に抜き、皮からもう一度刺して付けましょう。
では、針です。
針の種類としては「チヌ針」と、「タチウオ針」「つ」の形をした専用針が主流。
「チヌ針」
「チヌ針」は、キビナゴのエサ釣りの仕掛けでもよく使われています。
ワイヤーなども結びやすい、「管付」と呼ばれる、穴がついてるものが多いです。
他にも、こんな針も
ハヤブサさんの「速掛太刀魚」です。
独特の形状のひねりで、タチウオの口に掛けるもののようで、気になります。
あわせて、ハヤブサさんのHP をどうぞ。
「タチウオ針」
ジクの部分が長く、ケン付きでエサのずれるのを防ぐタイプが多いです。
暗闇であやしく光るケイムラ塗装や、蛍光色などの色もあります。
しろいたちの思う事。
この針の種類を選ぶのは、エサの大きさとタチウオの釣り方によって変えるといいと思います。
「チヌ針」は、
● 小さいので、食い込みがいい。
● 小さいので、飲み込ませる釣り方にいい。
● 軽いので、より自然にエサを漂わせる。
× 小さいので、エサが大きいとかかりにくい
× 飲み込ませると、手返しが遅くなる。
「タチウオ針」専用針は、
● ジクの部分が長いので、ハリスにキズが付きにくい。
● 大きなエサでも、針もそこそこ大きいのでかかりやすい。
● 口に掛ける釣り方にも、飲み込ませる釣り方でできる。
× 針が大きいので、小さめのエサは付けにくい。
× エサも大きくなるので、小さなタチウオの場合は向かない。
色の種類はどうでしょうか?
黒は基本として、赤色とケイムラは実績の色ですが、他の蛍光色とかはどうも手が出しにくいですね。
★ まとめ ★
「しろいたち」のおすすめは・・・
ズバリ!
がまかつのつらぬきシリーズです。
針は、「チヌ針」
タチウオの針を購入するのなら、自分で作る事になると思います。
だったら、チヌ針をおすすめ、5号くらいの大きさがいいと思います、しろいたちも現在の自作には、チヌ針の5号を使っています。
2018年の釣果のほとんがチヌ針5号を使った「しろいたち流」の仕掛けでした。
その3 エサ
タチウオのウキ釣りにはもちろんエサが必要。
タチウオはフィッシュイーター、小さなころはエビなども食べるようですが、私達が釣りたい大きさになるころには完全に小魚を食べるようになる。
キビナゴやイワシ、切り身などいろんなエサがある。
入手方法は、
釣り具屋さんで買う。
サビキ等で事前にエサとなる小魚を釣る。
スーパーで買う。
「キビナゴ」と「切り身」がタチウオを釣る時に使うものでしょう。
仕掛け(針)が決まっているなら、もうエサも決まっているでしょう。
まだなら・・・
「しろいたち」のおすすめ
初心者の方は、「切り身」
ある程度タチウオを釣った事がある方なら「キビナゴ」
理由は、
「切り身」は、
投入の時にもはずれにくく、
あたりがあったら釣れやすい。
「キビナゴ」は、
投入時に、外れてしまう事もあり、
エサはタチウオにとられやすい。
しかし、あたりは多い。
エサに関しては、別記事に詳しく書いています。
タチウオのエサ釣り。餌はキビナゴ?サンマ?何を使う?
ウキ釣りでタチウオを狙う時のエサの種類。(キビナゴ、サンマの定番をのぞく。)
その4 あわせ
タチウオのウキ釣り。
ウキが沈んだ!
次は、あわせるのだが・・・
タチウオのウキ釣りの楽しい所はここ!
ウキが沈んでから。
普通、ウキ釣りでは、ウキが沈めばすぐあわせる、もしくは一呼吸おいてあわせるのですが、タチウオのウキ釣りではこれらのタイミングであわせても、すっぽ抜けることがほとんどです。
タチウオ?が食いついても、なかなか釣り上げれない
そう、タチウオのウキ釣りで必要なものは・・・
あわせるタイミング
タチウオの釣りは人気で、ルアーやワインド、引き釣りや舟釣りなどいろんな釣り方があります。そして、あわせのタイミングもありますが、これらのどの釣りも普通の釣りのそくあわせか、一呼吸おいてあわせるのです。
しかし、ウキ釣りはそうではありません。
ウキがしずんで、煙草を一本吸い終わってからとか30秒待ってからとかいろんな情報がネットにも書かれていますが、これではまだまだ釣れる確率は低いでしょう。
では、どうするか?
「しろいたち」の方法
浮きが沈んだら、余分なラインは巻きとり、
タチウオがエサを飲み込むのを待ちます。
そして、タチウオがエサを飲み込んだ時、あわせるのです。
少しだけ詳しく書くと・・・
タチウオは、最初は飲み込まずに軽くくわえているだけなので、この時点でいくらフッキングさせようとしても、とてもかかりにくい状況です。
そこで、余分なラインを巻きタチウオの動きをラインを通じて感じとります。
そして、エサを飲み込んだ時!
少し、あわせるのです。
ただ、待つだけではエサを取られてしまうので、あわせは必要です。
ぜひ、タイミングを知ってあわせを成功させましょう。
実際にこの、「しろいたち流」のあわせ方で釣っていると、タチウオがエサを飲み込むタイミングがわかってくると思いますので、やってみてください。
私も、ここか!とわかるまでは、タチウオにたくさんのエサをあげてきました。
ここで書いてる内容を、海で、ウキが沈んだ時、思い出して、実際にやってみてください、経験を重ねる事でどんどん明確にわかってくると思います。
あわせ方も別記事に詳しく書いています。
タチウオのウキ釣りのあわせ方、しろいたち流